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アサヒ軒

 元気な大衆食堂

交通アクセスのよい加賀温泉駅近郊の現在地に、アサヒ軒が店をひらいて10年。「この4月で開店11年に入るため、本来なら10周年に感謝の企画をやるべき。
 ですがその企画をやってる暇がない状態なんです」。スタッフ4名と快活に笑う店主の小池こいけ篤志あつしさんは、それぞれの個性とチームワークで、店を盛り立てています。
 黄色を基調としたなつかしい、昭和を思わせるブリキの看板や、生活雑貨がにぎやかな店内は、開店した当初から次々とお客様が持ちよって、徐々にその数をふやし現在に至るもの。
 カウンター7席、小上がりが4卓の同店は、20名が入るとかなりの窮屈ぶりです。
 席数よりも駐車台数が多いため、ピーク時には店内に入りきらず、なんと店の裏手で食べる常連客も見られる繁盛ぶりです。

一見細身の風貌から、小池さんは10年間変わらぬアサヒ軒独自の味を作り出しています。
 中華そば(530円)は屋台の夜鳴きそばの醤油ラーメン。
 昔風な味わいです。
 昼食時は中華そばに餃子、あるいはチャーハンを加えるなど、しっかりと分量を食べて行くお客様や、女性一人客が多く見られます。
 同店ではお客様のクチコミで顧客と市場を開拓し、近年には、相次ぐ外でのイベント出店に要請がきており、如実にょじつにその効果が現れています。
 2月13日までは金沢めいてつエムザ催事場で開催の「ガチンコラーメン対決」に出店。
 出した麺の玉数を競うイベントに、同店は北陸で2店の出店枠に加賀エリアを代表し、出店しました。
 また、昨年には北陸ラーメン博でのイベントでも要請を受け出店し、周囲に先駆け千400食を完売する盛況ぶりでした。

こうした人気を裏付けるかのように、同店スタッフは皆「ラーメンが体を作っている」というほどの愛好ぶりで、ラーメン談義はいつも熱を帯びます。
 ラーメン研究においてはスタッフ全員がとても貪欲で、仕事が引けるとその足で、車を飛ばし県内の人気店を食べ歩く行動力を発揮します。
 こうした市場調査を経て、例えば同店の冷麺は、気温と湿度が充分に高くなってからようやく出す「おあずけ戦略」の典型といえる、人気の季節メニューです。

寒さが残るこの時期、とろみをつけたうま煮そば(790円)はうまさと満足感を約束します。
 次になにをするのかが気になる、元気カラーの黄色い看板が目印、実力派のアサヒ軒に、ぜひお越しください。

【アサヒ軒】
*加賀市弓波町ヨ66
TEL 72・1998
*営業時間
11‥00〜14‥30
17‥00〜21‥30 Last Order